2025.11.20
　世界保健機関(WHO)から世界185か国の男女平均寿命が71.4歳と
　発表されています。長寿日本(84.5歳)を実感する数字ですが、
　幸せの国といわれているフィジー共和国65.5歳とは約19年差、
　185番目レソト王国51.5歳に至っては約33年の差があります。
　レソトの人が日本の平均寿命を見たらどう思うのでしょうか。
　フィジーの人は寿命など笑い飛ばしてしまうかもしれません。
　もし選べるのならば「怠惰な長寿」より「懸命な短命」をと、
　長寿を望まない私は改めて思ったのでした。あと○○年…。
　※ 参考統計　https://www.who.int/data/gho/whs-annex

2025.11.17
　たんぱく質・炭水化物・脂質などの栄養素は多くの人が
　知っています。ところがプラスチックの分類については
　PET・プラ・PPぐらいしか目にしないかもしれません。
　合成樹脂は原油から生成される"ナフサ"が原料ですが、
　プラスチックになるのは原油全体の約3％とされています。
　合成樹脂の役割や生成割合を栄養素のように知っていれば
　偏った情報に惑わされることはなくなる気がしています。
　個人に環境破壊の根源解決はできませんが、環境問題の
　本筋に取り組まれている組織や企業への後押し応援は
　プラスチックの恩恵を受けている私にもできそうです。

2025.10.28
　非常用持ち出し袋は数年前に自宅に用意しましたが、
　2024年元旦16時過ぎに初めて使うことになりました。
　被災場面を想像し自前で詰めたリュックでしたが、
　NHKの報道を聞けた小さなラジオが最も有益でした。
　地震発生時の金沢の気温は約13℃だったようですが、
　避難場所で寝巻姿に近い軽装の子供を何人も見ました。
　能登は約6℃でその後は0℃前後まで下がったはずです。
　私の避難は当日中に終わりましたが、長引いていれば
　用意していた防寒品だけでは厳しかったと思われます。
　何が運命を分かつかわかりませんが、後悔のないよう
　生きなければと思った記憶です。もうすぐ2年です。

2025.10.12
　前回記載した「魯山人寓居跡いろは草案」は旅館吉野家の
　主人が文人・燕台の食客となった魯山人に提供した別荘です。
　狭く薄暗い寓居を拝観しながら、この空間で刻字看板制作と
　作陶に目覚めた魯山人は何を創造しようとしていたのか、
　調和のとれた中庭を見ながら想像していました。菁華窯では
　四代須田菁華さんと少しお話しをして湯飲を求めましたが、
　同じ窯で焼かれた器が今は無き偉人達との縁をつなぐような
　錯覚を覚え、柄にもなく小さなお宝を手にした気分です。
　最高気温が25℃を下回らなかったことだけが想定外でした。

2025.09.16
　石川県立美術館で開催された「横山大観と北大路魯山人展」を
　8月の連休中に鑑賞しました。大観の落款、魯山人の絵付け
　ばかり観ていましたが、感じるべきことなどわかるはずもなく
　"観てどうする？"という作品からの圧力だけが残りました。
　創造への執着、自分に無い感覚への欲求が創作物に向き合う
　原動力になっている気がしています。魯山人と言えば地元の
　山代温泉に「寓居(ぐうきょ)跡いろは草庵(そうあん)」や、
　陶芸の師である初代・須田菁華(すだせいか)窯元があります。
　最高気温が25℃を下回ってから訪れたいと思っています。

2025.07.03
　人は約40兆個の細胞でできている、とある番組で知りましたが
　縁のない桁なので想像がつきません。ところが細胞が分裂を
　45回繰り返すと1個が35兆個になると知ると見方が変わります。
　細胞1個を取り出し45回分裂させて分身を…などとSFのような
　ことはなくても、いつの日か人類は細胞の仕組みを解明して
　生き方を変えるかもしれませんね。私自身は長寿に憧れたり
　望んだりしませんが、仕組みを知る日が約束されるのならば
　見届けたい気もします。知の誘惑には勝てそうもありません。

2025.05.01
　九谷焼は五彩手(ごさいで)という絵付が特徴の磁器で、
　5月の連休中に3日間開催される九谷茶碗まつりは
　楽しみのひとつです。私は安東早苗さんの山葡萄や
　ザクロの染め付け鉢が特にお気に入りで、少しづつ
　毎年買い求め日常使いしています。ずっと以前に見た
　九谷赤絵(あかえ)の器は素晴らしい色合いでしたが、
　高価で手が出ず、以来同等の器に出会えていません。
　"一期一会かも"と思えていたら…と後悔しています。
　輪島塗二段重(2023.03.07)の時は思い切れたのに…。
　出会いをどう捉えるかで人生って変わるのですね。

2025.04.21
　20年ほど前に"競争のない未開拓市場を切り開くべき"
　というブルーオーシャン戦略の本が刊行されました。
　低認知の紙やフィルムをどう流通させるかばかり考えていた
　「競争に素養のない私」は、目指す所の近さを感じていた
　記憶があります。新雪に足跡を残すがごとく未開の地を
　目指す人の言動には、計算ずくの市場とは全く異質の
　魅力があるのは事実です。LIMEXの担当営業さんも
　"少しづつ"を繰り返していましたが、人とは違う自分の
　戦略が貢献になった時の喜びは格別です。
　誰もが必ず持っている人とは違う能力で社会貢献できる、
　そんな世界に少しづつでも近づくことを祈るばかりです。

2025.03.10
　"初めまして"は場面を問わず緊張するものですが、
　問合せの方が緊張せず話せるような雰囲気には
　未だ至っていない気がしています。聞き上手には
　なれなくても"親身"は心がけるようにしています。
　言語の壁はAI翻訳機により無くなるでしょうし、
　最適かつ思いやりのある対応もAIが担うでしょう。
　となると通じ合うまでの緊張こそが人の証しと
　言えるのかもしれません。初対面で満面の笑顔に
　なれる人、見習うべき態度だと心から思います。

2025.02.12
　"案ずるより産むが易し"は心配を和らげ励ましたい
　時に使う言葉だと思いますが、私は自分を鼓舞し
　不安を払拭したい時にも念じている気がします。
　「出来ることしか出来ないでしょ」何物でもない
　若き頃にかけられた言葉ですが、今も"案ずるより"
　につながっていることを感じています。不安の中、
　出来ることに気持ちを向ければ"産むが易し"に至る、
　そう思うことで不安は軽減されるかもしれませんね。
　今、何かを案じている励ましたい人がいるならば、
　その人の存在は貴方の幸せそのものだと思います。

2025.01.21
　人生は選択の連続と言われますが、想像力の豊かさが
　選択の数に影響するのは間違いない気がしています。
　想像したことが言葉にできなかったり、経験不足で
　何も浮かばないこともありますが、"直感"という
　「不確かな一択」が振り返ると最善手だったりします。
　経験を重ねても提案の選択肢はなかなか増えませんが、
　問いが同じでも「人は一律でない」という当たり前を
　心に留め、少しでも良い提案をしたいと思っています。
　どんな選択が待ち受けているのかわからないからこそ
　想像力という相棒を大切に思わなければいけませんね。

2025.01.01
　あけましておめでとうございます
　本年もよろしくお願い申し上げます

　元号"令和"に込められた想いを善意想像し
　全てが共存共生する世の中になって欲しい、
　心の底から思う元旦を迎えています。
　穏やかな年になりますように。

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